はじめまして当ブログでは医療系資格を中心に資格試験について記事を出しています。
今回は診療放射線技師や放射線業務に携わっている方などに向けて第1種放射線取扱主任者試験の勉強方法について解説したいと思います。
参考までに私は2018年度の第1種放射線取扱主任者試験に全科目得点率75%以上で合格しました。その時に行っていた勉強方法や勉強時間、ポイントについてまとめました。
なお令和に入ってから試験の科目に変更がありましたが基本的な勉強方法や対策は変わらないと思っています。
必要なテキストについて
私がメインで使っていた参考書は教科書として
「放射線概論」問題集として「過去問題集」の2種類です。
但し高校化学の知識(mol計算、質量数etc)を復習するために高校時代のテキストも参考程度に使いました。
※過去問に関して中古で追加購入して計3冊(15年分)やりましたが1冊(5年分)で充分だと感じています。
放射線概論の位置づけ
分かりずらいなどの声もありますが、個人的には本試験の対策に1番良い教科書だと思っています。
公式の本ですし試験問題に関わる内容が網羅的に書かれています。
放射線概論を最初から最後まで読み進めて勉強するのは効率が悪いので分からない問題や用語が出たらその都度調べるのが良いと思われます。
しかしながら上記のような使い方では勿体ないくらい大事なポイントも書かれているのでスキマ時間などを使って1周はザックリ読んでおくことをオススメします。
過去問題集の位置づけ
本試験に合格するために1番大事なのが過去問題集です。
解説も載っているので頑張って各年5周はしたいところです。過去問題を繰り返し解くことで色々発見があります。
・問題傾向は実は毎年かなり似ている
・繰り返し解くことで定着している
具体的な勉強時間と勉強方法
当時の私の勉強時間、勉強方法を元に考察いたしました。
勉強時間
当時4月から勉強を始めました。私の場合は毎日最低3時間はこなしていたような記憶があります。
前提知識にもよりますが120時間以上はしておいた方が確実かと思います。
仕事をしている方は中々お時間がとれないかと思いますが記憶定着の観点から毎日少しでも勉強することが大切な気がしています。
記録を付けるとモチベーションが維持しやすいのでオススメです、私は過去問で70%切らないように繰り返しトレーニングしました
具体的な勉強方法
まずは2~3年分くらい過去問を解いてみるのがオススメです。
過去問から始めるメリット
・問題の難易度や出題傾向が分かる
・勉強開始前の自身の実力が分かる
・試験対策のための勉強が出来るようになる
私も同様に過去問から始めましたが丸つけをしても点数が1桁台だった記憶があります。ほとんど理解出来ませんでした。ですが過去問から始めることで試験のための対策を効率良く立てることができました。
次に過去問を元に覚えるべきことを要点だけ簡潔に書き出しました。
2~3年分解くと試験の特徴がなんとなく掴めてくるはずです。
特に私は周期表やエネルギー、半減期に関しての暗記は早期に取り組み自分で表を作りほぼ毎日テストしていました。
※これは特に効果を感じました
あとはひたすら問題を解く→解説や概論を読み込む
の繰り返しでした。
目標は人に説明・解説出来るようになるまでやりこむということです。
皆さんの試験への助けになればと思います。
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